ケトンテストスティック(ケトン体試験紙)の使い方,見方
ケトン体の尿中濃度を測るケトン体試験紙の使い方,見方
結論
一定の時間で測れ.4-8 mmol/lならいい感じだ!
日本語の記事があんまりない.
ケトジェニック(糖質制限)をする際に,ケトン体が出てるか確認するためにケトンテストスティックを利用した.が,いまいち基準の値や仕様タイミング等の詳細に関する日本語記事が少なかったためまとめた.
以下の記事は
からほぼ引っ張ってきたものになる.詳しくは元記事を読んでください.
また私が使用したケトン体試験紙はアマゾンやQ10で買えるこれ
ケトンテストスティックって何?
ケトンテストスティックは尿中のケトン体の濃度を測定するもの.
試験紙に尿をかけて色から尿中のケトン濃度を測る.安い.
0~3週目には適当. それ以降では尿中濃度の測定方法は最適ではない可能性がある.体が順応してケトンを効率的に使用できるようになると,尿中に排出されるケトンが少なることに留意.
濃度がどれくらいだとどういう状況?
結論:ケトジェニックダイエットするなら4~8 mmol/lを目指せ
0 mmol/l: Neg(陰性)
尿中にケトン体がない.必ずしもケトーシス状態にない,ケトン体を生成していないというわけではない.ケトン体が尿に現れていないということに注意.
0.5 mmol/l : Trace
微量のケトンが尿中に含まれている.ここまでくれば自然にsmallまで到達するはず.10日たっても移らなかったらケトジェニックのやり方,あるいは測定方法の見直しが必要かも.
1.5 mmol/l : small
尿中に少量のケトンが含まれている.もう少ししたら脂肪燃焼が始まる可能性が最も高い.ここから10日目までに次の濃度ステップに勧めるとよい.
4.0 mmol/l : moderate
最高.ケトンを効果的に生産している.ここを維持してればよい.
8.0 mmol/l: large
濃度高め.糖分の多い食事をやめた時にこうなることも多い.長期にわたってこのレベルになっていても問題ない.体がケトン体をうまく生成利用できるようになると4.0に戻ったりすることもある.
16.0 mmol/l: large,
余分な量のケトンを尿に捨てている.ケトンを効率的に燃焼できていない,あるいは過剰なケトン生成にある.7日以上ここが続くようならカロリーや糖質を増やす方がよい.
測定ベストタイミング
結論:1日2~3回 毎日同じ時間に計ろう(当たり前の話)
前提としてケトン濃度は食事,睡眠,トレーニング後などによって変化する.一貫した条件で測定値を取ることが重要.同じ時間,同じトレーニング後,同じ食事後等条件をそろえよう.
ちなみに600mlの水を飲んだ前後で8mmol/lが4mmol/lになったりするため水分量がケトン測定値を大きく変えたりする(当然これは水を飲むなという話ではない.測定値が変わるので条件を一定にという話)
- 食事後:当然炭水化物を取ればケトン生産は低下する.
- 睡眠後:長時間の空腹後は体内で利用される糖が少なくなっているために,ケトンの生成と測定値がおおきくなる.
- 運動後:体内の糖が利用されケトン体が多くなりうることがある.
測りなれていないころはそれぞれの時間,タイミングで測定.慣れてきたら一日のここというタイミングを決めてその一定のタイミングで計測していけばよさそう.
ケトン測定値を上げたいです!
- 運動 午前中に30~40分のHIT等行うなどして,強制的に糖を枯渇させる.
- 断食(脂肪と水分のみ) 最適な時間は 36~40時間.水分と脂肪を好きなだけ取れる.たんぱく,糖はとれない.MCTオイル,コーヒー等は取れる.水分を忘れないで.
測定あれこれ
直接試験紙に排尿していくと測定値が低くなることがあるらしい.ので元記事の筆者は試験紙部分の裏側から当てているとか(?)